サハラの石には2種類あるという。
あいまいな知識なので、この話は聞き流し程度で。
1つは、サハラローズというバラの花びらのような肌色の石。
もう1つは、白っぽい丸い石で、それを2つに割ると、中が
ガラス状の結晶が外周から中心に向かって結晶が伸びていて、
真ん中が空洞になっている石。
結晶がキラキラと光っている。
サラリーマン時代にアルジェリアの工場に出張に行った友達から
2つ目の石をもらったことがある。
場所が違うが、イラン革命の時は、暴動状態で引き上げるバスに
投石があったという。その國のための仕事であるのに、
中には、意味もわからずに騒ぐ阿Q(魯迅の阿Q正伝)のような人も
多いことに、ガッカリでもある。(今、思えば・・)
アルジェリアへの出張は、希望すればほぼok状態だった。
その頃は信条に反していたので行かなかったが、それがなければ、
アルジェリアへの出張を希望していたかもしれない。
ともかく、信じていることは極めるところまでは行かなかったものの
トコトン貫いた。
2度目の旅行は、アフリカのキリマンジャロ山へ登ろうと、帰国時の
日程に合わせ、友達と計画を練って楽しんでいた。
当時の次長から(入社時の課長で、この人は東京大学の某学部を主席で
卒業し金時計をもらっていた。)旅行のほうもガンバるようにとの電話があった。
なんという会社だ。(笑)
今思えば、3週間の年次休暇を取るほうも取るほうだが、それを認める(認めざる
得なかったのかも知れないが)会社もエライと思うのだが。
少し、足を踏み外したので、会社の期待にはそえなかった。
それが心残りでもあるが。
(そんなこととか、いろいろあって。)←いつか暴露話が出るかもしれない。
そんな訳で、相手が暴力団であろうが、ひるむ訳にはいかない。
訳もわからないチンピラならなおさらである。
それ以上の心の支えとなる過去がある。そのためにも。引けない。
(ことのよしあしは別として。)
佐藤愛子の「戦いすんで日が暮れて」の中だったかに、少しカッコよすぎるが
こんなのがあった。
男は負けるとわかっていても戦わなければならない時がある。
(また、何に対して戦うのかも、個人の価値観にまかせるしかないが。)
暴力では、かなわないので、頭脳で戦う。
これなら勝てそうな気もする。