先月から養育費の一部しか相手が支払わない。と、
駆け込みがあった。
見れば、公正証書で中に、月○万円(20歳まで)を支払います。
という内容である。
離婚申立ては、どちらかというと、大半が女性からの
申立てが多い。
女性のほうも、経済力のある人は少なく、専業主婦だったり
主婦業のかたわらパートに出たりで、
離婚後の経済状況を考えると、
安易に
「別れなはれ。別れなはれ。」←注 昔、TVでこれを売り言葉にする占い師がいた。
とも言えない。
離婚後のことを考えると、生活保護の申請も考慮していく
必要がありそうだ。
先日、知り合いに聞くと、20歳で子供3ヶ月、月17万円の支給だという。
なかには、母子手当てをもらうために、離婚しているかのように
振舞う人もあるかもしれないが、財政難の中、
節税にご協力を。
公正証書も、一つの手ではあるけれど、合意があるなら一度
裁判所に足を運び、調停で合意するほうが、費用的にも、
後々の強制執行でも、手間もはぶけて(それだけ費用がかからない。)
簡単にも思う。
簡単な離婚については、それでもよいと思う。財産分与をなど請求する時は、
調停などでは、それを含め申立てをする必要がある。
現在、住宅ローンなど抱えている人が、とても多い。
離婚後、破産ということもあるかも知れない。
ところで、養育費不払いの相手だが、最近、結婚したと聞く。
子供がいる以上、途中で投げ出すわけにもいかない。
親としての責任は、ついてまわる。
安易に結婚するのも問題ではあるが、といって慎重すぎるのも考えもので。
慎重すぎて婚期を逃すこともある。
そのあたりの匙加減はむつかしい。
どちらにしても、
その時の勢いに任せるしかないのかも知れない。
残念ながら、
そのあたりのことを人に教えられるほどの資格が自分にはない。