「この子は、うちの店には合わない子です。」
事務長は、2度、そういう。
ホステスには、時々信じられない子がいる。
客と一緒に飲んでいるうちに、通路で寝込むもの。(笑)
任せていた他店の店長が女の子と売上金をもって
逃げた。(笑)
とか。
どこそこの店に、税務署が入り、ウン億円の追徴がきた。とか、
そういう情報は、早く入ってくる。
しかし、我々庶民としては時々接待に使うくらいのものである。
話をもどすと、
しかし、彼らの名誉のために書くと、そういう人は極少数で
お互い3人の子持ちどうしで再婚。昼間は、仕事して夜、店の
ボーイとして働くもの。
親がしっかりしていないので、生活を支えるために、ホステスとして
仕事にでるもの。
昼の仕事をするもの以上に、がんばっているものも中にはいる。
60-70パーセントは、生活のためと、いえそうである。
事務長の話しによると、
金を渡した子は、どうやら、ハッスル系の子だったようで。
当然、居場所はわからない。仮に、知っていても店としては
信頼関係を崩すことになるので言うわけにはいかない。
そうそうと話しを切り上げ、男に報告した。
名前はわかったが、居所はわからない。
せめて、奥さんにバレていないことが幸いといえそうである。
高い授業料と思うほかない。
男とも、ここ数年、顔を合わせていない。