もう10年ぶりにはなるでしょうか。
地下街のようすが様変わりしていました。
新大阪から御堂筋線への乗り換え。
なんばから南海線への乗り換え、ところどころに
昔の痕跡がのこっていました。
なんば駅地下鉄のホームも、上り、下りにわかれ
拡張されています。
はじめてであれば、道に迷うこと請け合いです。
昼ごはんは、高石でと思い高石まで行きましたが、
高石駅前東商店街は、そこにはありません。
モンシェリーも。綾園書店も。若草食堂も。中華料理店も。
お好み焼き屋も。ジャンティも。碁会所も。
北側の6階建ての府営住宅さえ、取り壊されています。
駅前の一区画全体に、大きなビルが建っています。
その中に、洋品店。飲食店を見ても知っている店はありません。
100メートルも歩けば、汗がでます。駅前のビルを
一回りしました。
あるべきところには、何もありません。
何をしに来たのでしょうか?。
しかたがないので、
1階の三菱UFJ銀行のキャッシュコーナーでお金を下ろしました。
さすがに、大資本です。以前は、地元の銀行しかなかったんですが
駅前再開発に便乗しコーナーを開設したものかも知れません。
結局、お金をおろすために寄ったようなものでした。
もう浦島太郎になってました。
昔のほうが、まだ、町に余裕があったというか、くつろげる街だった
ように、思いました。
その昔、諏訪の森、浜寺公園、羽衣、高石・・高師の浜、二色浜と
地名を見てもわかるように南紀まで海岸に沿って海水浴が楽しめる
保養地だったようです。
植木に囲まれた家が、点在していたのですが、
今は、見る影もありません。
知人には、大阪へ来ることも連絡していませんでしたので、
すぐ帰ることにしました。
なんばの高島屋も。あるかどうか知らないけれど、向かいの南街劇場も。
ジャズ喫茶のバンビも。
道頓堀、心斎橋、御堂筋も。
寄ることなく、新大阪へ。
夏休みのせいか、新幹線は満席状態なので、帰りは、「のぞみ」で
帰ってきました。
もうひとつ、変わったといえば、
大阪の空は、青空が拡がっていました。
10年いましたが、夏場はどんよりとした灰色の空しかありませんでした。
1度だけ、夏の夕立の後、あざやかな虹と生駒山系を
見たことがありました。
あのときの虹とスッキリとした青い空は、今でも覚えています。
今度行くときは、ゆっくりしようと思います。
写真は1枚も取りませんでした。
もう若くはないんだと実感した1日でした。笑。