本棚に東山魁夷の画文集が並んでいる。
北欧へ行って見たいと本屋をかけずりまわり
この本を見つけた。
それに絵画がうまれる画家の心にどのような心象風景が
あるのだろう。という好奇心もあった。
カレリア地方での湖水巡りの旅情がそこに書かれていたが
自分がその地にたつときは、大自然の凄さに圧倒され
もう忘れている。
フィンランドを書いてから、今、シベリウスの曲を聞きなおしている。
2-3日前から交響曲1番から7番まで。ヴァイオリン協奏曲。ほか
立て続けに聞いている。
1900年~ 1から3番
1912年頃 フィンランド、ロシアから独立 フィンランディア
1912年~ 4番から7番
1番、2番、フィンランディアは、静けさ、力づよさ。葛藤と激しさが。
とくにフィンランディアは独立戦争の緊迫感と高揚と静けさ。が
鳥肌が立つようにつたわってくる。
6番、7番は、静かな中での力強さを感じる。1番とは質の違う力強さ。
いくぶん穏やかでおおらかな印象をうける。
フィンランドの民話を題材にした曲もあるが、暗いイメージがあって
ついていけない。
折々での国状。自然の厳しさと美しさ。一貫して流れているのはフィンランドと
いう大自然と風土かも知れない。
しかし、僕が1番すきなのは、出世作の第1交響曲である。