時効迫る小4ひき逃げ死、罪名変え捜査継続へ 埼玉県警
朝日新聞社
2019/09/18 12:27
ひき逃げ事件があった現場=2016年9月30日、埼玉県熊谷市本石1丁目© 朝日新聞社 ひき逃げ事件があった現場=2016年9月30日、埼玉県熊谷市本石1丁目
10年前の9月に埼玉県熊谷市であった未解決の死亡ひき逃げ事件について、埼玉県警は適用する罪名を今月末に時効が迫っていた自動車運転死傷処罰法違反の過失運転致死罪から危険運転致死罪に変更し、捜査を続ける方針を固めた。罪名変更で時効が10年延びることになる。捜査関係者への取材でわかった。
事件は2009年9月30日午後6時50分ごろ発生。熊谷市内の市道で自転車で帰宅途中だった小学4年の小関孝徳さん(当時10)が車にひかれて亡くなった。
16年に道交法違反(ひき逃げ)の時効が成立。過失運転致死罪の時効も今月30日午前0時に迫っていた。母親の代里子さんが県警に罪名変更を求め、警察庁に意見書を提出するなどしていた。