10日午後、愛知・西尾市で、道路を横断していた33歳の母親と2歳の男の子が、車にはねられた。
現場のT字路では、今も警察による現場検証が行われている。
車は、奥から走ってきて、T字路を右折。
その際に、親子は住宅のあるところから手前の歩道の方へ横断していた。
その際、車にはねられ、親子は茶色い電柱のあたりまで飛ばされたという。
母親は血を流して倒れ、2歳の男の子は、その近くで母親をぼうぜんと見ていたという。
警察によると、10日午後2時半前、西尾市平坂吉山2丁目の信号のないT字路で、道路を横断していた、近くに住む無職の33歳の母親と、2歳の長男の2人が乗用車にはねられた。
この事故で、2人は病院に運ばれたが、母親は意識不明の重体、2歳の長男は軽傷。
警察は、乗用車を運転していた西尾市の無職・塩谷晃由容疑者(29)を、過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕した。
調べに対し塩谷容疑者は「人とぶつかったことは間違いない。1人でドライブをしていた」などと話しているという。
警察は、塩谷容疑者の前方不注意が事故の原因とみて、事故の状況をくわしく調べている。
(現場の見通しは?)
このあたり、住宅が点在していて、このT字路は、いわゆる直角のT字路ではなく少し変形したT字路。
車が奥から来たので、手前から親子が渡ってきたところは、もしかしたら見通しが悪かったのかもしれない。
(横断歩道から電信柱までというのは、かなり飛ばされているが、それだけスピードが出ていた?)
そのあたりは、まだはっきりとしていないが、横断歩道付近を横断していたということで、前方不注意もあり、スピードがかなり出ていたことは予想はされる。
(東海テレビ)