【釜山共同】韓国南部釜山で4日、朝鮮王朝が日本に派遣した外交使節「朝鮮通信使」の行列を再現した毎年恒例のパレードが行われ、約1500人が繁華街から港まで、約2キロを練り歩いた。当時用いられた木造船も復元され港周辺を航行。大勢の観光客も加わり、日韓の「善隣外交の象徴」とされる通信使の歴史を振り返った。
行事は釜山文化財団主催の「朝鮮通信使祭り」の一環。呉巨敦・釜山市長はあいさつで「韓日関係は難しい状況にある」と述べる一方、民間交流の重要さを強調した。
祭りの舞台には日本から200人以上が参加。山口県の河内幸夫さん(54)は「さらに盛り上げたい」と話した。