【エルサレム時事】パレスチナ自治区ガザ南部のハンユニスで14日、東日本大震災で大きな被害が出た日本との連帯を示すイベント「日本の日」が開催された。戦火や経済封鎖で苦境が続くガザの子どもたち約500人が参加し、たこ揚げやダンスを楽しんだ。
たこ揚げは震災翌年の2012年から毎年3月、8年続けて行われている。イベントでは子どもたちが岩手県釜石市の高校生らと動画メッセージなどを通じて交流を深め、会場には釜石の復興の様子について紹介する写真も展示された。
イベントを支える国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)ガザ事務所の吉田美紀さんは「子どもたちは本当に日本が大好きで、毎年楽しみにしている。来年以降も続けていきたい」と話した。