【リオデジャネイロ共同】南米チリの森林公社は1日までに、南部パタゴニア地方のトレスデルパイネ国立公園内の湖で、禁じられているカヤックを使ったとして日本人旅行者の男性を退去処分にしたと発表した。
男性は2月27日、湖でカヤックをこいでいるところを公園監視員に発見された。多様な生物の保護の観点から、使用が禁じられている区域だった。公園内にはボートなどの使用が許されている場所もあるが、船体の消毒など厳しい条件が定められているという。
同国立公園は南米大陸の南端近くに位置し、山や氷河など豊かな自然で観光客の人気が高い。