ついに補導される者まで現れた「ママ活男子」。’16年頃に認知され始めて以来、そのメインターゲットは富裕層のマダムから一般の人妻にまで広がっている。彼女たちはなぜママ活男子にハマるのか? 最新事情を探った。
◆淡々と小遣い稼ぎ。「ママ活男子」たちの本音
人妻たちがママ活男子にハマる一方で、年上女性とデートやホテルへを繰り返す男性たちの素顔は、どのようなものなのか?
「ママ活アプリに登録しています。始めて3週間ですがつい先日もひとり会ってきました」
そう語るのは、東京大学に通うリョウさん(仮名・21歳)だ。
「相手はIT系会社勤務の28歳、OLさん。服装も地味で、マジメな雰囲気でしたね。この間は、美術館と焼き肉屋に行きました」
その日はホテルへは行かず、終電前にデートはお開きとなった。
「特に固定のお小遣いはいらないですね。ライブや映画、少し高価なゴハンをおごってもらえたらそれでいい。今は恋人もいないので肉体関係も抵抗ないですが、あまりこだわっていません」
またママ活経験者でバーテンダーのタクヤさん(仮名 ・28歳)は次のように語る。
「相手は50代の会社経営者。買い物に付き合って、小遣いは一回8万円ほど。服やアクセも買ってもらっていました。働くのが面倒だったから、割のいいバイトという感覚。小遣いは、恋人とのデート代に充てていましたね」
女性たちの寂しさや疲れを癒やし、あくまでカジュアルに小遣いを稼ぐママ活男子。「ウチのに限って、そんな心配はない」と安堵する読者諸兄をよそに、気づいたら妻や恋人がママ活に大ハマり……。そんな危険は大いにあり得る。
取材・文・/カワノアユミ アケミン 林 泰人(本誌)
― [ママ活男子]にハマる人妻たち ―