【イスタンブール時事】トルコのサウジアラビア総領事館でサウジ人記者ジャマル・カショギ氏が殺害された事件で、サウジのジュベイル外相は27日、拘束したサウジ国籍の容疑者18人をサウジで訴追し、裁判にかけると強調した。トルコ政府はサウジに容疑者の身柄引き渡しを正式要請する方針だが、拒否する意向を示した形だ。
国際会議出席のためバーレーンを訪問したジュベイル外相は、サウジが完全かつ透明な調査を行い、その内容を公表するという立場を改めて強調。「この問題は極めてヒステリックになっている。調査が終わっていないのに、確信を持ってサウジは批判されている」と反発した。