高知地方気象台は15日、高知市で桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表した。同日午後4時すぎ、職員が高知城(高知市丸ノ内1)敷地内の標本木で、6輪を確認。開花基準(5、6輪)に達したと判断した。平年より7日、昨年より14日早く、気象庁によると、全国で今季初の開花。
気象台によると、今冬は1月下旬から2月中旬の平均気温が平年より2~3度低かったが、2月下旬以降は平年並みかそれ以上に高くなったため成長が促進されたのではないかとしている。1週間から10日後に満開になる見込み。
長女と高知城を散歩していた同市の公務員、岡本百代さん(41)は「春が来たという感じがしますね」と話していた。【柴山雄太】