F1は2018年シーズンから、グリッドガールを廃止することを決めた。この決断には賞賛の声が上がっている一方で、元CEOのバーニー・エクレストンなど、一部から痛烈な批判の声も上がっている。
では当のグリッドガール経験者たちは、今回の件をどう思っているのだろうか? それを調べると、彼女たちはSNS上で、F1の決定に対する批判を繰り広げているのがわかった。
それによると彼女たちは、誤った考え方が蔓延していると考えている。そして女性に何ができたのか、そして何ができないのかを伝えるべきだと主張しているのだ。
5回にわたってF1のグリッドガールを務めたというレベッカ・クーパーは、ツイッターに次のように投稿している。
「F1のグリッドガールが禁止されるということは、必然的に起きたことだと思う。”女性の権利のために戦っている”という女性たちが言っていることは馬鹿げている。私たちが愛し、誇りに思っている仕事を辞めさせたのだから。”差別や偏見”を無くすという思想は、行き過ぎている」
また、グリッドガールを始めとしたプロモーションモデルのルーシー・ストークスも、次のように投稿している。
「私は自分の仕事を愛している。私は尊敬され、そして良い収入も得た。私が働いてきたチームを誇りに思っている。これは誰にとっても正しいことではない。いうまでもなく、”フェミニスト”たちが私たちの仕事を判断した。そして彼ら/彼女らは多くの女性から仕事を奪うことになった。ここで言う平等と権限は、一体どこにあるのでしょう?」
8年間にわたってグリッドガールを務めてきたというローレン-ジェイドも、次のようにツイートした。
「フェミニストのせいで、私たちの仕事にしわ寄せが及んできた。私は8年間グリッドガールをやってきたけど、不快に感じたことは一度もない。私は、私の仕事を愛している。もしそうじゃなかったら、私はこの仕事をやることはない! 私たちがこの仕事をするっていうことは、私たちが選んだことだ!」