北朝鮮労働者、締め出しで合意=独自制裁、投資禁止も-EU外相理
時事通信
12 時間前
29.10.17.
【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)は16日、ルクセンブルクで外相理事会を開いた。北朝鮮への新たな独自制裁として、EU域内の北朝鮮労働者に対し労働許可の更新を原則認めないことで合意した。EUは既に新規雇用の禁止を決めており、北朝鮮の有力な外貨獲得源である労働者を最終的に締め出すことになる。
1人1回1万5000ユーロ(約200万円)の北朝鮮への送金上限も5000ユーロ(約66万円)に引き下げる。EUからの投資を全面禁止し、石油製品や原油輸出を禁止することでも合意した。EUのモゲリーニ外交安全保障上級代表(外相)は外相理を前に記者団に対して、「北朝鮮へ一段と厳しい独自制裁を科す」と語った。
EUによると、2015年末時点でEU域内で労働許可を保有していた北朝鮮人は583人。このうち約8割がポーランドにいたとみられている。