近隣住民の被曝の可能性「注視」…韓国報道官
読売新聞
13 時間前
29.09.07.
北朝鮮北東部の豊渓里にある核実験場の実験後の様子を捉えた衛星写真。米韓研究所の北朝鮮分析サイト「38ノース」提供(2017年9月4日撮影)。(c)2017 Planet Labs, Inc. cc-by-sa 4.0
北朝鮮、核実験で複数の土砂崩れか
【ソウル=水野祥】韓国統一省報道官は6日の定例記者会見で、核実験で北朝鮮の近隣住民が被曝(ひばく)した可能性があるかとの質問に「状況を注視している」と答えた。
6回目の核実験直後、付近では陥没地震が起きた可能性があり、実験場坑道の一部崩壊に伴う放射能の流出が懸念されている。
6回目の核実験では、北朝鮮の豊渓里(プンゲリ)の核実験場にある、北側の「2番坑道」が使われた。聯合ニュースによると、同坑道の一部が崩壊した痕跡が見つかったという。2番坑道は2~5回目の核実験でも使用されており、度重なる実験で地盤が弱まっていたとみられる。
趙明均(チョミョンギュン)統一相は5日の国会報告で、具体的に説明できる証拠はないとした上で、核実験による「被曝の可能性は十分にあると思われる」と述べた。