ゴマソイ:「幻の魚」釣り上げられ人気者に 岩手・宮古
毎日新聞
39 分前
29.08.02.
ゴマのような無数の斑点のあるゴマソイが宮古市の岩手県立水産科学館に持ち込まれ、元気に泳いでいる。非常に珍しい魚といわれ、釣り人たちは「幻の魚」と呼んでいる。
「幻の魚」といわれるゴマソイ。小さな水玉模様がいっぱいちりばめられている=岩手県宮古市の県立水産科学館で、鬼山親芳撮影© 毎日新聞 「幻の魚」といわれるゴマソイ。小さな水玉模様がいっぱいちりばめられている=岩手県宮古市の県立水産科…
大槌町の磯で7月1日、船釣りの客が釣り上げた。黒っぽい体の表面にゴマのような白い小さな斑点がいっぱいちりばめられている。口が大きく、目もギョロリとしているのでどこか近づきがたい。体長が40センチもある。昔は結構釣れたというが、今は数が少なく、「幻の魚」に。
普段はじっとしているが、人の気配を察知すると、水槽内をやたらと動き回る。盛岡市から親子で来館した男の子は「珍魚」と聞いて、興味深げに見入った。【鬼山親芳】