中国のインド洋進出を牽制 日米印が訓練「本気度示す」
朝日新聞デジタル
11 時間前
29.07.11.
訓練に参加する海上自衛隊の護衛艦さざなみ(右)と並んで停泊する米海軍のイージス艦シャウプ=10日、チェンナイ、奈良部健撮影© 朝日新聞
海上自衛隊とインド、米国の両海軍による海上共同訓練「マラバール」が10日、インド洋で始まった。日米印の連携を示し、インド洋への進出を図る中国を牽制(けんせい)する狙いがある。海自関係者は「過去最大級の規模」としている。
インド東部チェンナイ港で10日にあった訓練の開始式典で、海自の山村浩・海上幕僚副長は「インド洋、太平洋地域の安定維持は、3カ国にとって重要な国益。3カ国の関係を深化させたい」と述べた。
マラバールは1992年、米印の海上演習として始まり、インド洋と太平洋でほぼ交互に実施されてきた。2007年に日本が初参加し、14年からは毎年加わってきたが、昨年、継続的に参加することを確認し、今年から正式に3カ国の共同訓練となった。