事故死の男を書類送検…島根女子大生殺害容疑
読売新聞
5 時間前
28.12.20.
広島県北広島町の臥龍(がりゅう)山の山中で2009年11月、島根県立大1年・平岡都さん(当時19歳)の遺体が見つかった事件で、島根、広島両県警の合同捜査本部は20日、平岡さんの遺体発見直後に交通事故死した島根県益田市、会社員矢野富栄(よしはる)容疑者(同33歳)を殺人や死体遺棄容疑などで容疑者死亡のまま書類送検した。
捜査は7年余りを経て事実上の終結を迎えたが、動機などは解明できなかった。
記者会見で事件の概要を説明する島根県警の河村英夫刑事部長(左)と広島県警の酒井敏行刑事部長(20日午前11時1分、浜田署で)=野本裕人撮影© 読売新聞 記者会見で事件の概要を説明する島根県警の河村英夫刑事部長(左)と広島県警の酒井敏…
発表によると、矢野容疑者は09年10月26日夜、同県浜田市に住んでいた平岡さんを車で連れ去り、首を押さえて窒息死させたうえ、11月6日までの間に自宅で遺体を損壊し、臥龍山に遺棄した疑い。平岡さんは26日夜、浜田市内のアルバイト先を出た後、行方不明になっていた。
矢野容疑者は平岡さんの遺体が発見された2日後の同年11月8日、山口県美祢(みね)市の中国自動車道で単独事故を起こして死亡した。