年金「納付10年に短縮」成立…64万人対象に
読売新聞
1時間前
28.11.16.
年金受給に必要な保険料納付期間を25年から10年に短縮する改正年金機能強化法は16日午前、参院本会議で可決、成立した。
2017年8月に施行され、年金は同年9月分(受け取りは同年10月)から支給される。
改正年金機能強化法が可決、成立し、一礼をする塩崎厚労相(16日午前、国会で)=青山謙太郎撮影© 読売新聞 改正年金機能強化法が可決、成立し、一礼をする塩崎厚労相(16日午前、国会で)=青…
厚労省によると、改正法施行により約40万人が基礎年金(国民年金)を受給できるようになる。60~64歳で一定の条件を満たした場合に受け取れる「特別支給の老齢厚生年金」などを含めると64万人が対象となる。受給額は保険料の納付期間に応じて変動するため、基礎年金は納付期間が25年の場合は月額4万630円となるのに対し、10年では同1万6252円となる。
厚労省は来年3月以降、対象者に「支給請求書」を送付するなどして、受給資格の確認作業を進める。相談者が各地の年金事務所に殺到しないよう、5回に分けて支給請求書を送付する方針だ。