AKB 59回目の被災地慰問、復興支援ライブずっと続ける
デイリースポーツ/神戸新聞社
4 時間前
28.03.07.
「心のプラカード」で被災地にメッセージを届けた=岩手・盛岡© デイリースポーツ/神戸新聞社
AKB48が東日本大震災から間もなく5年となる6日、岩手・盛岡の岩手県民会館大ホールで復興支援ライブを行った。発生2カ月後の2011年5月22日から毎月、被災地慰問を続けており、この日で59回目。被災者の笑顔に触れて、5年目の『3・11』を節目にするのではなく、被災地への永続的な力添えを約束した。
AKBは13年から3年続けて『3・11』に東北を訪れた。5年目の今年は、当日は静かに慰霊したいという地元の声への配慮と、多くの人が参加できる日曜という理由で前倒しに。1会場の被災地ライブでは最多の26人が参加し、無料招待された1500人で埋まった客席に笑顔の花を咲かせた。
グループ総監督の横山由依(23)は「自分たちに何ができるかを考えて毎月、東北でライブを続けてきました。皆さんの元気の素になれば」と語り「親睦会というか、お話をする会もしていきたい」と新たな“心の復興”も模索する。
宮城出身で被災後に加入、15日にグループ卒業を控える岩田華怜(17)は「東北に元気になってほしい一心で活動を続けてきました。苦しいことがあっても折れずに頑張れたのは、東北で頑張ってる皆さんの姿があったから」とメッセージを送り、復興応援ソング「掌が語ること」をセンターで歌い上げた。
やはり被災したチーム8の佐藤七海(16)、佐藤朱(19)、舞木香純(18)も出演。佐藤朱と舞木は13年3月11日の復興支援ライブ鑑賞がAKBを目指すきっかけで、佐藤朱は「避難所生活を送っていた時で、灰色の景色がキラキラして見えました」と回想した。
被災地訪問が15度目の峯岸みなみ(23)は「子供たちが大人になった時、『あの時AKBに会ったんだ』と自慢できるアイドルグループであり続けたい」と支援継続を誓った。被災地にとって5年は節目ではなく通過点。AKBはいつまでも寄り添い続ける。