「うどん」のルーツは奈良に…「はくたくうどん」、春日大社「桂昌殿」で提供
産経新聞
27.11.26.
7 時間前
「うどん」のルーツは奈良に…「はくたくうどん」、春日大社「桂昌殿」で提供: 春日大社桂昌殿で提供されている春日はくたくうどんと柿の葉寿司のセット© 産経新聞 提供
春日大社(奈良市)の本殿などの修理「式年造替」を記念し、平安時代に天皇の行幸で出されたというめんが現代風に再現された「春日はくたくうどん」が同大社桂昌殿で提供されている。29日まで。
春日はくたくうどんは、うどんのルーツとも言われ、藤原実資が記した「小右記」には平安時代に一条天皇が春日に行幸した際、20人が打ったと記されている。NPO法人「奈良の食文化研究会」がこれにちなみ開発し、奈良市内の飲食店で販売中。これをもっとPRしようと、飲食店を運営する同市の会社・エムワイピーが桂昌殿で提供することになった。
春日はくたくうどんは県内産の小麦粉などを使ったきしめんのような平麺。のどごしがよく、発酵食品の醤(ひしお)とともに味わうのも特徴だ。800円で、柿の葉寿司とのセットは千円。午前11時〜午後4時。
エムワイピーの増井義久社長は「造替にあわせ昔の奈良の食文化を新しくして出せやりがいがある。広く知っていただきたい」と話している。