ナダルとマレー、FIFA会長への辞任要求を支持
AFPBB News
27.05.30.
18 時間前
【AFP=時事】テニスのスター選手であるラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)とアンディ・マレー(Andy Murray、英国)が、サッカー界を揺るがす汚職事件について、ジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)会長から権力を取り上げるべきだとコメントした。
サッカー元スペイン代表のミゲル・アンヘル・ナダル(Miguel Angel Nadal)氏をおじに持つナダルは、1998年からブラッター氏が国際サッカー連盟(FIFA)会長のポストにとどまっていることで、不健全な文化が育ったのだと考えている。
全仏オープンテニス(French Open 2015)に参戦しているナダルは、「政治においても、スポーツにおいても、一般的なことにしても、いろんなものが混ざっている環境が良いと思う」とすると、「正しい人材を起用するのは良いことだし、サッカー、テニス、国レベルでも、自分が何をやっているのか分かっている人がいた方がいい」と続けた。
「同じ場所に長くいると不誠実になるものだとは断言できないけど、短期間であれば正直でいることが容易なのは、これまでの歴史からも明らかだ」
「後でまた戻ってくれば良い。どんな世界でも、選択肢があるのは良いことだと思う」
29日にスイス・チューリヒ(Zurich)で会長選を控えているブラッター氏は、28日の段階で辞任要求に応じない構えをみせている。
マレーもナダルと同様、FIFAの幹部が汚職容疑で逮捕されるのは、予想外の出来事ではないと話している。
「話を見ていると、この事件に驚いている人はそこまで多くないと思う」
「数日間で何が起こるか分からないけど、驚いたと言っている人は僕の周りに一人もいない」
全仏オープンテニス、男子シングルス2回戦。試合に臨むラファエル・ナダル(2015年5月28日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News© AFPBB News 提供 全仏オープンテニス、男子シングルス2回戦。試合に臨むラファエル・ナダル…
「みんな長い間うわさしていたことだから、明らかになって良かったんじゃないかな」
「汚職があると言っていた人はたくさんいた。ようやく正式な捜査を開始できるし、その後のこともね」
【翻訳編集】AFPBB News