中国、昨年7月に衛星破壊実験=「脅威は現実」―米戦略軍司令官
時事通信
27.03.26.
1日前
【ワシントン時事】米戦略軍のヘイニー司令官は24日、国防総省で記者会見し、中国が昨年7月に宇宙空間に浮かぶ衛星をミサイルで破壊する実験を行っていたことを明らかにした。
中国は2007年1月にも、老朽化した自国の衛星をミサイルで破壊する実験を行った。司令官によると、無数の宇宙ごみ(デブリ)がまき散らされた07年とは異なり、昨年のミサイルは衛星に命中しなかったが、「中国は実戦配備に向けたデータを集めたはず」という。
司令官は「中国が対宇宙の軍事作戦にいかに熱心に取り組んでいるかが分かる」と指摘。その上で「宇宙空間の脅威は現実であり、われわれは備えなければならない」と強調した。