川崎中1殺害、18歳を立ち会わせ実況見分
読売新聞
27.03.08.
1日前
川崎市川崎区の中学1年上村(うえむら)遼太君(13)が殺害された事件で、神奈川県警は6日、殺人容疑で逮捕した少年3人(17~18歳)のうちリーダー格とされる18歳の少年を立ち会わせ、遺体が発見された同区の多摩川河川敷で実況見分を行った。
上村君の遺体が発見された河川敷で、逮捕された少年を立ち会わせて行われた実況見分(6日午後1時19分、川崎市で)=飯島啓太撮影© 読売新聞 上村君の遺体が発見された河川敷で、逮捕された少年を立ち会わせて行われた実況見分(6日午後1時19分、川崎市で)=飯島啓太撮影
遺体が見つかった草地や血だまりが発見された護岸付近などには、ブルーシートで目隠しされたハウスが設置され、捜査員は少年の説明を聞きながら、事件当時の状況を確認したという。移動する際も、少年の姿が周囲から見えないよう、灰色のシートで覆われた箱が使われた。
河川敷周辺は正午前から午後4時近くまで立ち入りが規制され、献花に訪れた人たちが一時、列をなした。埼玉県ふじみ野市、会社員鈴木幸恵さん(38)は「上村君がどんなに怖い思いをしたかと考えると胸が痛い」と話し、手を合わせていた。