2015.2.10 01:09更新
【イスラム国】
外国地上軍が領内に入るのは「認めない」 シリア外相
「イスラム国」空爆のためシリアに向けて基地を飛び立つヨルダン空軍機(ロイター)
シリアのムアレム外相は9日の記者会見で、過激派「イスラム国」との戦闘のために外国軍の地上部隊がシリア領内に入るのは「主権の侵害になり認めない」と述べた。国営シリア・アラブ通信が報じた。
外相はシリア政府軍がイスラム国掃討に当たっていると述べた上で、外国軍の派遣は不要との考えを強調した。イスラム国によるヨルダン軍パイロットの殺害が判明した後、シリア政府は「テロとの戦い」における連携をヨルダン政府に呼び掛けたが、ヨルダン側が応じなかったとした。
ヨルダン軍によるシリア領内での対イスラム国空爆に関し「シリアとヨルダンとの間で調整は行われていない」と不快感を示した。(共同)
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