ナッツ問題、調査に手心?=政府と大韓航空の癒着批判―韓国
時事通信
26.12.18.
3 時間前
【ソウル時事】大韓航空の趙顕娥前副社長(40)が機内でのナッツの出し方に激高し、責任者に降りるよう命じて飛行機の離陸を遅らせた問題に関連し、韓国の国土交通省は18日、同社に対する調査について特別監査に着手したと発表した。国交省と大韓航空が癒着し、調査に手心が加えられているのではないかとの批判が高まっているためだ。
韓国トップの航空会社でかつて国営だった大韓航空は現在も政府との結び付きが強い。趙氏の調査を担当した調査官も、6人のうち2人が同社出身だった。
趙氏から降機を命じられた責任者は17日、テレビのインタビューで、国交省からの連絡は大韓航空を通じて行われたと指摘した。調査の際も、国交省は、途中まで役員らの同席を許可。調査を受けた部屋はドアを閉めても外に声が漏れる構造だったため、役員らが退出した後も正直に証言できなかったと語った。