富岡製糸場、GWに5万人 世界遺産効果…昨年の3倍
2014.5.6 20:10
富岡製糸場内を見学する大勢の観光客。右端は解説員=3日午後、群馬県富岡市
大型連休最終日を迎え、世界文化遺産に登録される見通しとなった富岡製糸場(群馬県富岡市)は6日も大勢の観光客が足を運んだ。市は、4月26日から連休中の見学者数が過去最多の計5万600人だったと発表した。昨年の人出は約1万7千人で、3倍近くに上った。
登録勧告が判明した26日から連休も重なり見学者が急増。連日午前9時の開場前から列ができ、3時間近く前から並ぶ人も。統計を取り始めた平成17年以降の最多記録更新が続き、5月4日には8142人が訪れた。
市は期間中、10人の解説員を20人に増やし、市の施設などを臨時に開放して300台以上の駐車場を確保するなど対応に追われた。
富岡市富岡製糸場課は「まさに勧告の影響だと思う。開場前に並ぶ人用のベンチや日よけスペースが足りない」と今後の課題を話した。
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