STAP細胞 共著者が論文撤回を呼び掛け 不自然との指摘相次ぎ
2014.3.10 20:31 [STAP細胞]
STAP細胞の研究発表記者会見で、質問に答える山梨大の若山照彦教授。左は小保方晴子さん=1月28日、神戸市中央区の理化学研究所
画像に不自然な点があるなどと指摘されている新たな万能細胞「STAP細胞」の論文について、共著者の一人、若山照彦・山梨大教授が他の著者らに論文を撤回するよう呼び掛けたことが10日、理化学研究所への取材で分かった。
理研は「現時点で、論文の根幹は揺るがないと考えているが、引き続き調査する」と述べた。
論文は1月末、理研発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の小保方晴子・研究ユニットリーダーらが英科学誌ネイチャーに執筆。大きな話題となったが、画像に不自然な線が入っていることや、別の論文から無断で文章を引用している疑いがあることなどがインターネットなどで指摘され、理研とネイチャー誌が調査している。
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