2013年12月19日 22:27 (AFPBB News)
イラク警察官、巡礼者救おうと自爆犯に抱き付き殉職
イラクの首都バグダッド(Baghdad)で、通行車両を検問する警察官(2013年12月16日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News (AFPBB News)
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【AFP=時事】イラクで18日、巡礼者らを自爆攻撃をしかけようとしていた男から守ろうと、警察官が男に抱き付き爆発に巻き込まれ死亡した。
首都バグダッド(Baghdad)北東のハリス(Khales)で、警察官のアイユーブ・ハラフ(Ayyub Khalaf)さん(34)は、爆発物が仕込まれたベストを着用し巡礼者らを自爆攻撃しようとしていた男を止めようと、男に抱き付き、男を両腕で抑えた。だが男は自爆し、ハラフさんも死亡した。
警察および医療関係者によれば、爆発で5人が死亡、10人が負傷したが、ハラフさんの無私の行動がなければ、確実に犠牲者の数は増えていたという。ハラフさんは既婚者で、6歳と9歳の2児の父親だった。
同僚は「アイユーブは巡礼者を守るために殉教した。罪のない人々を救った彼の名前は永遠に記憶されるだろう」と述べ、「テロ組織のアルカイダ(Al-Qaeda)に必ず復讐する」と語った。
イラクではシーア派の巡礼者を狙った攻撃が相次いでいる。バグダッドで17日にあった攻撃では巡礼者8人が死亡。その前日にも、少なくとも24人が死亡する攻撃があった。
【翻訳編集】AFPBB News
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