若田船長のソユーズ、発射台に設置 外装にはソチ五輪公式ロゴ
2013.11.5 13:10
朝日を受け、貨車で発射台へ運ばれるソユーズロケット=5日、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地(共同)
国際宇宙ステーションに向かう若田光一さん(50)ら3人の飛行士を打ち上げるロシアのソユーズロケットが5日、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地の発射台に設置された。
ロケットは全長約50メートルの3段式で、今回特別にソチ冬季五輪の公式ロゴやデザインが外装に描かれた。最上部に若田さんらが搭乗するソユーズ宇宙船が組み込まれており、7日午前10時14分(日本時間午後1時14分)に打ち上げる予定。
機体は5日午前、組立工場から横倒しのまま専用の貨車で搬出。発射台まで約10キロの距離をゆっくりと移動し、垂直に立ち上げられた。打ち上げに向け電気系や機械系の機器の点検が続く。
若田さんは4回目の宇宙。ロシアのミハイル・チューリン飛行士(53)、米航空宇宙局(NASA)のリチャード・マストラキオ飛行士(53)と計3人でステーションに向かい、来年3月中旬から2カ月間、日本人初の船長を務める。(共同)