2013年10月20日 17:54 (AFPBB News)
「幸せの国」へようこそ、ブータン・エアラインズが国際線就航
ブータンの首都ティンプー(Thimphu)の僧院(c)Relaxnews/shutterstock.com/Marc van Vuren (AFPBB News)
【AFP=時事】インドと中国に挟まれたヒマラヤ山脈(Himalayas)の王国、ブータンが、外国人への門戸をさらに開こうとしている。民間航空会社ブータン・エアラインズ(Bhutan Airlines)の国際線就航で、この秘境の内陸国へのアクセスが少し便利になりそうだ。
タイの英字紙バンコク・ポスト(Bangkok Post)によると、ブータン・エアラインズはエアバス(Airbus)製の144席の航空機1機を外国からの旅行者のほとんどが経由するタイのバンコク(Bangkok)とブータンのパロ空港(Paro Airport)間で運航する。ブータン・エアラインズのデービッド・ヤング(David Young)最高経営責任者は同紙に、運賃はこれまでブータンの国際線路線を独占していた国営航空ドゥルックエアー(Drukair)に比べて最大15%安いと語った。
仏教を国教とし、国内総生産(GDP)に代わる指標として国民の幸福度を測る「国民総幸福量(GNH)」を掲げるブータンは「幸福の国」、「雷龍の国」として知られ、雪を頂いた山や手付かずの自然、神秘性を売りに、冒険を求める人や自然愛好家をターゲットに観光客誘致に乗り出している。瞑想などができる静かな場所や現代生活から逃れる場所を探している人々の人気を集め、昨年は日本、米国、中国、タイなどから前年比60%増の約15万人の観光客がブータンを訪れた。
【翻訳編集】AFPBB News
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