2013年9月27日 09:54 (AFPBB News)
登山家、モンブランで多数の宝石発見 墜落機の荷物か
フランスにある西欧最高峰のモンブラン(Mont Blanc)で、標高3400メートル、「巨人の歯(Dent du Geant)」と呼ばれる地点付近を歩く3人の登山者たち(2013年9月11日撮影)。(c)AFP=時事 (AFPBB News)
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【9月27日 AFP=時事】西欧最高峰モンブラン(Mont Blanc)そばの氷河を登っていたフランス人の登山家が、何十年ものあいだ埋まっていたとみられるエメラルドやルビー、サファイアを発見し、警察署に届け出た。
最大24万6000ユーロ(約3300万円)の価値があるとみられるこの宝石類は、50年ほど前に墜落したインドの航空機が運んでいた金属製の箱の中に入っていた。
地元警察のシルバン・メルリー(Sylvain Merly)署長はAFPの取材に対し、「誠実なこの若者は、宝石が氷河で亡くなった誰かの所有物だとすぐに考えた」「黙って持ち帰ることもできただろうが、彼は警察に届け出ることを選んだ」と述べた。また宝石が入った箱が見つかったのは今月初めで、石が入った袋に「インド製」とのスタンプが押されていたことを明かした。
当局は宝石の所有者か相続者を探すため、インド警察に問い合わせている。
警察によると、フランスの法律では、所有者が見つからない場合は拾得者に所有権が移る可能性がある。
モンブランでは、インド航空大手エア・インディア(Air India)の旅客機が1950年と1966年に2度にわたって墜落しており、残骸や荷物、遺体の一部などが登山者によって定期的に発見されている。(c)AFP=時事/AFPBB News
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