北方領土返還交渉のこれまでの経緯
2013.2.7 22:50 [領土・領有権]
日本と旧ソ連が昭和31(1956)年に戦争状態の終結と国交回復のため署名した日ソ共同宣言は、平和条約締結後に北方四島のうち歯舞群島、色丹島を日本に引き渡すことを定めている。平成5(93)年、当時の細川護煕首相とエリツィン大統領による「東京宣言」で四島を交渉対象とすることを確認。日露間で交渉が続いている。
日本政府は「北方四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結する」という基本方針に基づき、「日本への帰属が確認されるのであれば、実際の返還の時期および態様については柔軟に対応する」という立場を取っている。
そのため、返還については10年4月に当時の橋本龍太郎首相が、来日したエリツィン大統領に対して行った「川奈提案」をはじめ、さまざまな提案がなされてきた。
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