【衆院選】
公選法違反容疑で280人聴取へ ネット運動で30件警告
2012.12.16 09:34 [事件・トラブル]
警察庁は15日、衆院選をめぐり全国の警察本部が約110の選挙違反事件の立件に向けて捜査中であることを明らかにした。大半は公職選挙法違反(買収)容疑で16日の投票終了後、約280人から事情を聴く。
今回の選挙ではインターネットのツイッターを使った動きが活発に行われたこともあり、ネットでの選挙運動について同法(文書頒布)に抵触する疑いがあるとして30件を警告、前回衆院選の8件から大幅に増加した。
警察庁がまとめた投票2日前(14日)までのその他の取り締まり状況によると、ポスターを破ったり演説を妨害するなどの同法違反(自由妨害)容疑で9事件を摘発し9人を逮捕。文書頒布などの警告は2645件に上った。
前回衆院選の同時期と比べ摘発数で10事件、逮捕者数で11人減少となり、警告は467件減った。
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