【重量挙げ】
取ったぞ「親子メダル」三宅宏実、重圧押しのけ
2012.7.29 01:46 [重量挙げ]
ウエイトリフティングで銀メダルを獲得=エクセル(森本幸一撮影)
12年間、夢に見続けた「親子メダル」がついに現実になった。はちきれるような笑顔。甲高い声で喜びの声を上げる重量挙げ三宅宏実選手(26)を、父親の義行コーチ(66)が見守る。3度目の挑戦。女子48キロ級のエースが表彰台に立った。
1968年、メキシコ五輪で銅メダルを獲得した偉大な父と歩んだ日々。重圧を吹き飛ばすように、無心でバーベルに向かい続けた。
「行きます」。紅潮した顔。気合の声を上げて臨んだスナッチで日本新記録を更新した。吹っ切れたような表情に、北京では見られなかった自信がみなぎっていた。
ずっと「特別な場所」だった五輪の舞台。歓声を浴び、天に届けと力強く両手を挙げた。成功を示す白いランプ。最高の笑顔で、右手を振った。
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「本当に夢のようで、実感がわいていない」