予想の20倍の売れ行き 山陽新幹線限定のデニムバッグ大人気
2012.4.11 20:54
好調な売れ行きの山陽新幹線限定トートバッグ
JR西日本が昨年10月から新大阪-博多駅の山陽新幹線車内限定で販売を始めたデニムバッグが人気を集め、好調な売れ行きが止まらない。国産ジーンズの発祥地・岡山県倉敷市児島産の限定品で、第1弾商品のウエストバッグは約1カ月で1500個が完売した。
第2弾のトートバッグも次々と売れ、JR西は「予想をはるかに上回る売れ行き」と驚く。第3弾商品も開発中で、児島の魅力発信をさらに加速させる。
地域の特産品に触れ、ジーンズの聖地に来てもらおうと、児島地区のジーンズメーカー「ベティスミス」と協力し、昨年10月20日から車内限定商品としてウエストバッグ(2500円)を発売した。
すると、「半年間で500個」の予想を大幅に上回り、約1カ月で1500個が完売。生産が追いつかないため販売を打ち切った。JR西の担当者は「予想の20倍といえるレベルだった」という。
続くトートバッグ(3千円)も勢いは止まらない。今年1月27日から約2カ月間で約1500個が売れており、2千個まで販売予定。「車内でしか買えないレアモノを記念に」と土産として購入するビジネスマンや旅行客が多いという。
現在も毎日30~40個の売れ行きは衰えず、5~6月ごろには第3弾商品を発売する予定だ。
JR西の担当者は「次回もデニム生地に触れて喜んでもらえる商品を考えている。今後もデニム発祥の地の魅力を全国に発信していきたい」と話している。