ペンギン300羽以上餓死か 乱獲で小魚減少? ブラジル
2010.7.21 11:54
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ブラジル南東部サンパウロ州の海岸に打ち上げられたペンギンの死骸(AP) ブラジル南東部サンパウロ州の海岸で最近、ペンギンの死骸(しがい)が次々と打ち上げられ、地元紙グロボ(電子版)などによると、20日までに死骸は計300羽以上となった。
いずれも餓死とみられ、餌となる小魚が乱獲や地球温暖化に伴う潮流などの変化で減っているとの指摘も出ている。
南米の最南端部に生息するマゼランペンギンで、南半球が冬になるこの時期、アルゼンチン・パタゴニア沖から餌を求めて水温が高い海域に移動する習性がある。例年、100~150羽がサンパウロ州の海岸で観測され、10羽程度の死骸が上がることもあるが、短期間でこれだけの数は例がないという。(共同)