横峯パパ「事件に深く関与」プロレスラー逮捕の恐喝事件めぐり、会社役員は「起訴相当」 検察審査会
2010.7.21 13:50
このニュースのトピックス:脅迫・強要
民主党の横峯良郎参院議員について「参謀のような活動をしており、深く犯罪に関与している」と認定した第4検審の議決書をのぞき込む報道陣=21日午後1時ごろ、東京・霞ヶ関の東京地裁前(大竹直樹撮影) 飲食店経営会社の男性社長から現金約30万円を脅し取ったとしてプロレスラーら6人が逮捕された事件で、東京第4検察審査会は21日、東京地検が不起訴処分(起訴猶予)とした同社役員の男性(53)について、「起訴相当」と議決したと公表した。議決書では民主党の横峯良郎参院議員(50)について「参謀のような活動をしており、深く犯罪に関与している」と認定した。議決は7日付。
事件は昨年6月に発生。東京都渋谷区の飲食店に押しかけ、社長から現金約30万円を脅し取ったとして、警視庁は男性とプロレスラーの計6人を恐喝容疑で逮捕。その後東京地検は同12月、脅し取られた現金が社長に返金されたことなどから、6人全員を不起訴としていた。被害者の社長が、不起訴処分を不服として審査を申し立てていた。
議決書によると、横峯氏はプロレスラーを手配するなど恐喝事件を画策。1回目の恐喝行為が失敗に終わると「お前らやり方が生温い。もっとバンバンやれ」などと叱責したという。
また、東京地検が横峯氏に対し事情聴取を行わなかったことについて「あまりにも不公平、適正を欠く捜査」と批判した。
横峯氏の事務所は「本人が起訴されたわけではなく、本人が海外に行っておりコメントできない」としている。