絶滅危惧種捕獲容疑で無職の男を逮捕 滋賀の淡水魚をネット販売
2010.4.20 23:42
押収された絶滅危惧種の淡水魚「ハリヨ」(愛知県警一宮署提供) 国の絶滅危惧種に指定されている淡水魚「ハリヨ」を滋賀県内の川で違法に捕獲したとして、愛知県警は20日、滋賀県条例違反の疑いで同県愛荘町沓掛の無職、中村正文容疑者(35)を逮捕した。
県警によると、中村容疑者は「(昨年)11月だけで100匹ほど捕った。希少魚を捕獲できることを自慢したかった」などと供述。違法に採取した個体はインターネットのオークションで販売しており、県警が流通ルートの解明を進める。
容疑は昨年11月、滋賀県彦根市の芹川でハリヨ二十数匹を捕獲したとしている。オークションを通じ、名古屋市と島根県の男性にそれぞれ20匹1万円、6匹約4千円で販売していた。
ハリヨがネットオークションで売買されているとの情報が寄せられ、県警が出品元の中村容疑者や落札した男性の自宅などを捜索、ハリヨを発見した。