結果によっては「断固対処」 哨戒艦沈没で韓国大統領が涙の演説
2010.4.19 12:15
韓国の李明博大統領は19日のラジオ演説で、同国海軍の哨戒艦沈没について、原因究明を徹底的に行う姿勢を強調し、結果によっては「断固として対処する」と述べた。北朝鮮の関与が明らかになった場合、安全保障上の重大事態として厳重に対応する方針をあらためて示したものだ。
李大統領は、沈没によって死亡または行方不明となった46人の名前を読み上げ、再発防止に努めるとともに「(沈没の)原因を詳細まで明らかにしていく」とした。李大統領は20日には与野党3党の代表と会談し、対応などを協議する。
ラジオ演説は通常は録音で行われるが、今回は生放送で実施。主要テレビ局でも中継され、李大統領は黒いスーツとネクタイ姿で登場。犠牲者の名前を読み上げる際は、涙をぬぐう場面もあった。(共同)
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