ブログ市長を地検に告発 給与未払いで市職員の弁護団
2010.3.30 11:57
鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が鹿児島地裁の判決に従わずに、懲戒免職の効力が停止となった男性職員(45)の未払い給与の支給を拒んでいる問題で、職員の弁護団は30日、労働基準法違反に当たるとして、市長と阿久根市を鹿児島地検に告発した。
弁護団によると、竹原市長は昨年7月、職員給与の総額を記した庁舎内の張り紙をはがしたとして、職員を懲戒免職にしたが、同10月に鹿児島地裁が処分の執行停止を決定。
今月、同地裁が市に未払い給与約220万円の支給を命じた判決が確定した。しかし、市長は職員の復職を認めず、給与の支払いも拒否。同地裁川内支部は、市指定金融機関に未払い給与の差し押さえを命令し、金融機関は法務局に供託した。
市総務課は「市長から指示が出ていないのでコメントできない」としている。
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