ノルウェーで三つ子が増加傾向 専門家「減らす努力必要」
2010.3.21 11:30
ノルウェーで三つ子の出産が増えているとの研究結果を、同国の専門家が17日に医学専門誌に発表した。欧州の他の国でも同様である可能性が高いという。
ベルゲンにあるハウケランド大学病院のアンネ・タンドバーグ氏らの研究チームは、1967-2006年のノルウェーでの妊娠例200万件以上を分析。三つ子の割合は2002-06年には1万件当たり約2.7件と、1970年代に比べ2.5倍ほど増えた。体外授精による妊娠を除いても、三つ子は増加しているという。
理由としては、排卵促進のためのホルモン剤の使用や、母親の平均年齢の上昇などが考えられている。
三つ子の死亡率は1人の場合に比べて10倍と高いことから、研究チームでは三つ子妊娠を減らすための対策が必要とも指摘している。(ロイター)