景気回復の道のり、平坦ではない=英首相
2010年 03月 10日 16:20 JST
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[ロンドン 10日 ロイター] ブラウン英首相は10日行う演説の事前原稿で、景気回復の道のりは平坦ではなく、現時点で政策を転換すべきではないとの認識を示した。
首相は同日、ロンドンのカナリー・ウォーフにあるトムソン・ロイターの社屋で演説する。
事前原稿は「国内の景気回復、そして、私たちや私たちの子供たち、世界中の家族と子供の未来を形作る世界経済のガバナンスは、転換点、岐路にさしかかっている」と指摘。
「影響は甚大で、景気の回復をあえて脅かすべきではない」としている。
「私たちはともにこの嵐を切り抜けてきたが、まだこの先には大きなリスクが残っている。道は平坦ではない。これを克服する唯一の方法は、危機の時と同じ力と決意を示すことだ」とも指摘した。
政府は6月までに総選挙を実施する必要がある。野党・保守党は、歳出削減を前倒しで進める意向を表明しているが、首相は歳出削減が早すぎれば、景気の回復を阻害すると主張している。
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