09年セメント生産、38年ぶり低水準 住宅着工減響く
2010.1.28 19:07
セメント協会が28日発表した2009年のセメント生産量は、前年比11・9%減の5956万4千トンとなり、38年ぶりの低水準となった。不況の影響で、住宅着工や設備投資が大きく減少したことなどが響いた。
09年12月の生産量は、前年同月比8・4%減の533万3千トンとなり、2年4カ月連続で前年割れ。公共事業の削減が続いていることもあって、長期低迷から抜け出せないでいる。
同協会は、10年の生産水準の見通しについて「09年以上の厳しさになる」としている。