温暖化法案、3月国会提出へ 25%削減目標盛り込む (01/14 22:03)
田島一成環境副大臣は14日、記者会見し、次期通常国会で提出を目指している地球温暖化対策基本法案に、2020年の温室効果ガス排出量を1990年比25%削減するとの目標を盛り込むことを明らかにした。3月には提出したいとしている。
法案では、中長期目標として「公平かつ実効性ある国際的枠組みの構築や意欲的な目標の合意を前提として、20年までに25%を削減、50年までに80%を削減」を挙げたほか、20年までに、1次エネルギー供給量のうち再生可能エネルギーの割合を10%にするとした。
特に重要な具体的施策としては国内排出量取引制度の創設、地球温暖化対策のための税の検討、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度の創設なども入れた。環境省によると、税や制度の開始時期を明示するかどうかは検討中という。
民主党は昨年4月、「温室効果ガス排出量を20年までに25%削減、50年までのできるだけ早い時期に60%超削減を目指す」などとした法案を提出したが、廃案となった。