育児に意欲、でも現実は… お父さん、不安は教育費
4年前に比べて子育てにもっとかかわりたいと思う父親は増えているのに、実際には育児参加があまり進んでいないことが、ベネッセコーポレーション(岡山市)が首都圏の乳幼児の父親を対象に行った調査で分かった。
調査は2005年に続き2回目で、今年8月にインターネットで実施。埼玉、千葉、東京、神奈川の、0歳から6歳の子どもを持つ父親4574人が回答した。
それによると「家事や育児に今以上にかかわりたい」と答えたのは54・2%で、前回調査の47・9%に比べ増加。一方、どのような子育てに日常的に参加しているかを聞くと「お風呂に入れる」が43・3%(前回44・9%)、「寝かしつける」が28・6%(同26・5%)、「一緒に外で遊ぶ」が4・1%(同5・3%)などで、前回とほとんど変わらなかった。
また「自分は妻に必要とされている」と感じる割合は21・1%で、前回の35・3%から大きく減少。
父親として不安なことは「将来の子どもの教育費」とした人が70・2%で最多。「育児費用の負担」「自分の収入が減少しないか」と続き、金銭問題が上位を占めた。
2009.12.26.06:21ディリースポーツ