昔なら子が親の面倒をみるのは,当たり前だった。
その家に財産があって,家内の財産争いに巻き込まれるケースが多いのだろう。
高齢者虐待を防げ!! 2009.1.16 08:06
■成年後見人→早期発見に効果的
高齢者が家族らから暴行を受けたり、勝手に財産を処分されるといった虐待が社会問題になりつつある中、、虐待の早期発見、防止に努めたい」と相談を呼びかけている。
都内に暮らす女性(80)はやせ細り、外出する機会も少なかった。知人が訪ねても同居する長男(55)が追い返すありさま。そんな折、長男が女性の住居を売却してしまった。
こうした事実を知った近所の人が最寄りの行政窓口に相談。行政から連絡を受けた司法書士が事情を調べると、無職の長男はヤミ金などから多額の借金を背負い、母親である女性の預貯金や年金を生活費や借金の返済に充てていたが、底をついたため、家まで売却してしまったという。
女性は認知症と診断された。そこで、成年後見人を選任し、財産を管理することになった。
後見人は、勝手に土地を処分できないよう、名義変更を阻止。長男に対しては借金の債務整理を行い、生活保護申請をアドバイスし、再就職を促すことで生活を安定させ、虐待はなくなった。
こうした事例は、高齢者虐待についての相談の中で最も多く寄せられる案件だが、このほかにも悪質訪問販売業者と交渉して、契約の取り消しや、支払った代金の返金を実現させたケースもある。
一方で。
「横領に協力」
2009.3.17 21:17
このニュースのトピックス:建築・住宅
成年後見人の立場を悪用し、寝たきりの母親(79)の財産を横領した事件で起訴された二男夫婦に協力したとして、広島地検は17日、○○と二男夫婦無職、○被告(56)と、美容院経営の○被告(54)をいずれも業務上横領と背任の罪で17日起訴。
起訴状によると、2人は平成19年7~8月、宮本被告の母が所有する土地や建物(評価額計約4800万円)を京子被告の名義とする不動産信託契約を結び、登記を移転したとしている。
地検によると、○○は調べに対し、2人の目的を知りながら、契約書作成や登記手続きなどにかかわった事実を認めた。地検は報酬が約30万円と少額で「関与が薄い」と判断、起訴猶予にした上で懲戒請求した。○被告は16年4月、広島家裁から成年後見人に選任されたが、預貯金の横領が発覚し、19年11月に解任された。