会社に入って間もないときは、新入社員を集めた社宅の
一角が寮として、使われた。
そのうちの一階の一部屋が、寮の食堂兼娯楽室として使われている。
今、思ったらその時は、まだ、未成年だったが。そこで3人で酒を
飲んだことがある。初めての酒だったので酔いの回るのが早い。
外は薄暗い。
まもなくして、酔い覚ましのためか
そのうちの一人が団地の階段を降り、2人ともそれについて降りた。
先に降りた連れが
一階の部屋の窓の下の芝生の上で、服を脱ぎだしたかと思ったら。
パンツも脱いだ。
3人は酔っ払っているので、さぞ騒がしかったに違いない。
何棟か並んでいる会社の社宅である。向かいの社宅からも
誰か見ていたに違いない。
急に、始まったショーに
向かいの団地は、大騒ぎになっていたのだろう。
まもなくして、人事課の担当者が飛んできた。
おおっ。酔っぱらっとるヤンケ。
これだけしか飲んでないのに酔っばらったんか。
同じことばかり、言っとるなぁ。と言う言葉しか覚えていない。
翌日、日曜日だった。目を覚ましたら畳の上にゲロを吐いたのだろう。
きれいに片付けられている。
その日は昼まで二日酔いで頭が痛かった。