人気の「秋田犬」、海外ではニセの血統書も
日テレNEWS24
NNN24
15 時間前
29.02.16.
「忠犬ハチ公」でもおなじみの秋田犬が、今、海外でも人気が高まっている。海外での秋田犬の登録数は、10年でなんと140倍。その一方で、秋田犬をうたったニセの血統書が出回るという新たな問題も生じている。
■国内だけにとどまらず、海外でも映画に抜擢されたのをきっかけに人気が高まっているという秋田犬。
■秋田犬の登録数を見てみると、2007年には2000頭ほどだったが、約10年後の去年は6550頭と3倍以上に増えていることがわかる。
■さらに国内と海外を分けて見てみると、国内は10年で少し増えているのに対し、海外では約140倍にも増加。国内の登録数を上回っていた。
■海外で人気が高まる一方である問題に悩まされているという。
■秋田犬保存会・富樫副会長「実は、一昨年の5月に中国で、偽血統書が出回ってるのが発覚したんです」
■今のところ、中国で5件のニセの血統書を確認しているという。見た目ではその違いがよく分からないため、紙全体に透かしを入れたり、刻印を押したりして対策しているという。
■中国にも秋田犬保存会の海外支部がある。現在33頭の秋田犬を飼育し、販売するときは、日本に申請し、取り寄せた血統書をつけている。
■ここでは秋田犬を8000元から1万元、日本円にして約13万円から16万円で販売しているという。
■このように正式な血統書を発行するなど秋田犬であることを証明して販売する所もある一方、インターネットで検索してみると、中には1300元、日本円にして約2万円で販売しているという業者もあった。
■電話で問い合わせてみると―「(Q:血統書付きですか?)「血統書はない」「(Q:じゃあどう判断?)自分で鑑定するしか…」
■こうした現状を日本の秋田犬のブリーダーはどう感じているのだろうか。プーチン大統領の愛犬・ゆめの母親など4頭を飼育しているブリーダーの畠山さんは―
■「せっかく我々が頑張っているのに、よその国がそんなことやってるのは困る」
■秋田犬保存会によると、血統書が本物かどうかは連絡してもらえればすぐにわかるという。
詳しくは動画で。